みんなに気をつかってお友だちにゆずってばかりの子?(てんびん座を強く持つ子かもしれません)

てんびん座が強い子、とは?

生年月日と生まれた時間ちょうどに空にある特定の天体をエリアごとに区切って、その場所ごとに持つ意味を知ることでその子が持つ性質や性格を知ろうとするものです。ややこしいですね。

てんびん座が強い子というのは、太陽がある場所がてんびん座のエリアにあったからこの子は太陽てんびん座ですね!というだけで、実はそのほかの月や水星、金星、火星など…は違う星座のエリアにあったかもしれないということです。

ほかの星座の項目も読んで、「もしかしたら、てんびん座生まれだけど違うところが強い子かもしれないぞ?」といろいろ予想してみてください。

てんびん座が強い子の特徴

調和を愛する星のてんびん座です。

ですので、てんびん座の強い子はずばり周囲との調和が大事で、小さいうちから自分だけでも何かもらえるとかみんなと違う特別の良い目とかが喜びになりません。
飛び抜けることが苦手なんです。

子どもなのに大人顔負けで場を弁えられていて勝手なことはしないし、親がどこへ連れて行っても恥ずかしい振る舞いはしないでしょう。

一を聞いて十を知るタイプなので、あれこれ言い聞かせなくっても分かっている賢さがあります。
誰とでも仲良くなれますから八方美人的に見られてしまうことがあるかもしれませんが、どんな人に対しても適応できるしなやかさ、たおやかさを持っている人です。

振る舞いも雰囲気もどこか垢抜けていて、自然と人と人のバランスをとってくれますから、いてくれるだけでそのグループが自然とひとつに引き締まります。

ズルをするのはそもそも嫌いだし、忘れ物などして注目されたくもないのでほどほどにちょうどよく良い感じで過ごせるので、大きなつまづきは無いように見えます。

ですが、案外ガンコで譲らない部分もあり。

親や先生に期待されている程度に合わせて程よく頑張れるし、親の無意識もなんとなく察して振る舞うので「もっと自分がどうしたいのか言えば良いのに」「もっと思い切ってやれば上を目指せる実力はあるのに」と見ていてヤキモキさせられてしまいそうです。

親としては、「もっと自分の気持ちを言っても良いのに、我慢ばかりしていない?」と不安になるかもしれません。

例えば小さいうちだと、お友達から貸して!と言われたおもちゃを譲ってばかり、とか。遊びに誘われれば自分のしていたことも後回しにしてついていってあげたり。
「嫌だっていいなさい」と親としては言いたくなりそうですね。

こういうとき、てんびん座の強い子はもしかしたら満足しているのかもしれません。

ただ、自分を削ること=人付き合いの正解だとインプットしてしまうとどこかで辛い場面も出てくるので、そこはうまく世渡りしていくための方法は教えてあげるのが良いと思います。

「貸してあげたら喜んでもらえてよかったね。」と伝えることでママは見てるよ!と伝わって喜びに繋がるでしょうし、「貸してあげたくない時もあっていいんだよ、理由をお話しすれば分かってもらえるからね」と細かく教えてあげると良いでしょうね。

ゆずってあげない自分がずるいわけではない、ということが分かれば安心するはずです。

濃厚なべったりとした関係は無意識に避けてしまうところがあるので、お友達づきあいもさっぱりしています。
親が無理に誰かと仲良くさせようとしなくて大丈夫。
多くの人の中で気分よく過ごせる自分でいることが幸せなのです。

成長する中で自己主張を求められたり「私の個性、やりたいことって何?」と悩むことがあるかもしれませんが、自分の幸せだと思う気持ちを疑わなくてもいいんだよと自信を持ってほしいと思います。

相手のイメージに自然に合わせてあげてしまう分、誤解されて傷つくこともあるかもしれませんが、たくさんの人と関わることで傷ついたり戸惑ったりしながらでも、どんどん内にあるものが磨かれていく人なんです。

てんびん座が強い子のお勉強スタイル

ほどほどにお勉強してほどほどに部活もやって、周囲に合わせてほどほどに進学・就職などしようとするので、もう十分に優秀なのですが…
大人から見ていると手抜きしているように見えるかもしれません。

「もっとがんばって、できるだけ上を目指そう!」ということに魅力を感じられないので、そうした声かけによって気持ちが燃え上がって情熱的に取り組むというのは難しそうです。
むしろ周りが熱くなるほど冷ややかに受け流されそう。

こんなふうに真ん中でいるのが幸せなてんびん座の強い子にできることといえば、できるだけ親が理想とする環境に子どもを置くことです。

先生の言うことなんて聞かないのが普通、遅刻なんか当たり前という環境にいるとそこの基準で育っていってしまうので、親がこう育ってくれるといいなと思える場所と相手を見つけて、それを基準として親子でお話するのが良いだろうと思います。

転校や引越しなどまでする必要はもちろんありません。
社会にはたくさんの人がいて、その中に必ずお手本や先生となる人がいます。そういう人にはどんな場所ででも出会えるからです。

ただ、子どもが生きやすい環境ってどういうところだろう、この子にとっての幸せってどういうことだろう?ということを親は問い続ける子育てになるかもしれません。